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専業トレーダー DaTsU

2004年6月13日 若林氏講演内容 

2004年6月13日 若林氏講演内容  2006年8月 ドル円161円!

数ヶ月に一度、日本に帰ってこられ全国各地で
講演される。
なかなか毒舌だが、円ドルのマーケット勘は
素晴らしい。

アメリカ在住で、円ドルを35年間やっているので、
やはり経験豊富でよかった。


2004年11月2日のアメリカ大統領選挙は、
共和党ブッシュで、9割方堅い。

戦後上院議員からの選出は、JFKのみで、カリスマと言う点から
民主党ケリーは、オーラもなし。

2006年8月 ドル円 161円の大幅円安ドル高に!!!!


2003年度の日本国と地方の借金は、683兆円 (なんとGDPの137.6%の
水準)
1990年以降、すさまじい勢いで、借金が増えており、先進国一の水準。
税収は40兆円で、80兆円の予算を組んでいる。どうするのか?

日本の国債は、日本人の個人と、日本銀行しか買わない。
これだけの借金国では、外資に買ってもらわなければならないのに、
誰も買ってくれない。
首相自ら「invest Japan!
とか叫ぼうが、見向きもしてくれていません。

加えて、少子化で日本人女性1人が産む子どもの平均数を示す「合計特殊出生率」
が、なんと1.29(東京では、0・99)の水準で、
フリーターは増える、年金は減る、人口が何より減る。
若者は増えない。

アメリカにかなう術もない。
GDP1250兆円(日本の2.5倍)、税収80兆円(日本の4倍)
合計特殊出生率2.0など、間違いなくアメリカは大丈夫だと言う。

唯一の気がかりが、GDPの3倍とも言われる、総債務である。
(個人が借金漬けの国柄。日本の貯蓄信仰とはまるで異なる。)


グリーンスパンの演説を聴け。
「円を押し上げている要因の一つとして、日本の投資家による著しい円選考がある。
この偏執狂的性癖は、世界の投資家が為替リスクを回避するために国内アセットを
選考するという、一般的な傾向をはるかに超えている。
世界中日本以外のどこにも10年ものせ政府債を1%以下の金利で自発的に
購入する投資家はいない。
特に政府債務が1年間に9%の伸びを示しているときに」


1945年の戦後、アメリカも対GDP160%の超借金国でした。
しかし、1980年代には、70%まで回復しました。

それは、なぜか?
1 大増税をした。
2 資産税をかけた。預金封鎖をした。
3 人口を増やした。
4 インフレにした。

正解は、3と4です。

ドル円のチャートを思い出してもらいたいのですが、
1970年に360円だったものが、1995には、80円をつけました。
超円高、ドル安政策を取ったのです。5倍です。
つまり、将来的には、500円か!

そうなると日本も3は、政府の政策により無理ですから
必然的に4を選ぶしかない。

つまりインフレにして、借金を減らして行くより道がありません。

そして、この40年間のドル円チャートが昨年より崩れました。
上値抵抗線を破って、円が安くなっています。

74年1月  305円
78年10月 176円
82年11月 278円
87年12月 121円
90年4月  160円
95年4月   80円
98年8月  147円
そして、
04年     103円 しかつけていません。

今までのトレンドなら、80円を下回るはずですが、崩れました。

つまり、確実に円安に向かっているのです。

大予測

2006年 8月 161円
2010円     116円
2014円     220円


与党の年金法案強行採決。
野党の牛歩戦術他。
この国家の政策には、ほとんどの方が、希望を求めてないはずです。

それなのに、なぜ、家計のポートフォリオは100%円建てなのでしょう??
おかしくありませんか。
なぜ、日本の金融機関に貯金するのですか?

矛盾の国家です。

大蔵省はひそかにドル買いをしています。なぜか?

など
私個人的な感想を踏まえて書かせて頂きました


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